最新の技術と素材によって、再び脚光を浴びつつあるアナログ・レコード。その世界は思いのほか広大な可能性に溢れています。 ＭＯＯＮ　８１０ＬＰ/６１０ＬＰは、その可能性を余すところなく引き出すために開発されたハイエンド・モデルです。

底部のＤＩＰスイッチによってゲインとＭＭの負荷容量は１６通り、ＭＣの負荷インピーダンスは実に６４通りという精細な調整が可能。カートリッジの性能を最大限に発揮させることができます。 電源部は別基板として独立させたうえ、厳重なシールドケースの被覆を施して輻射ノイズの拡散を防止しています。また独自のＩ２ＤＣＦと低電圧レギュレーターＭ-ＬｏＶｏも装備しました。オーディオ回路はデュアルモノ・フルバランス差動方式。ＭＯＯＮがハイエンド機に常用する基幹技術が精度の鍵を握ります。 ８１０ＬＰではこれに加えて、電源部の４層基板に純銅のトレースを採用しインピーダンスを低減。さらに特殊ジェルによる独自のＭ-Ｏｃｔａｖｅテクノロジーを採用。５点支持のフローティング・サスペンションによって機械的振動の影響を排除します。

• ●ＭＭ/ＭＣ対応。補正カーブはＲＩＡＡとＩＥＣを選択可能。
• ●ゲイン１６、負荷容量１６、負荷インピーダンス６４通りに設定可能。
• ●シールドケース入り電源回路はｉ２ＤＣＦレギュレーターとＭ-ＬｏＶｏ４基を搭載し、電源ノイズをほぼ計測不能レベルに低減。
• ●精密なデュアルモノ・フルバランス差動回路。
• ●回路基板は独自のＭ-Ｏｃｔａｖｅダンピング・テクノロジー採用の特殊ジェル５点支持フローティング・サスペンションで振動を排除（８１０ＬＰ）。
• ●許容誤差１％の金属皮膜ポリプロピレン・コンデンサーほか、超精密パーツを随所に使用。